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全摘出で40%、95%の摘出で13%、75%以下なら3%しか生きながらえることができない。
術中MRIとナビゲーションを使えば、患者の5年生存率は13%(95%摘出)から40%(全摘出)へと、2倍近くのびることになるわけである。
「執刀医はこれまで、術前の画像から腫傷の形や位置を頭の中で再構成し、吸引時の組織の硬さや色調、異常血管などから腫傷か正常組織かを見分けてきました。
経験のあるうまい外科医は、こうした判断が正確にできます。
術中MRIとナビゲーションは、こうした”職人芸”をだれにでもできるものにしたのです」しかも、画像情報はだれにでもわかる。
患者が自分の症状を把握し、治療法を選ぶ「インフォームド・チョイス」にも、手術中に何がおこなわれていたかを知る手がかりとしても、大いに役に立つ。
小さな穴から挿入した内視鏡で術野をみながら手術する内視鏡下手術は、術後の痛みが少なく回復が早い、感染症のリスクが低い、傷跡が目立たない、入院日数が少なくてすむ、などの理由で90年以降急速に広がった。
いまや国内の外科手術の約3割は内視鏡下手術になっている。
患者の負担を減らすこうした「低侵襲」手術は世界的な流れではあるが、一方で、新聞をにぎわす医療事故もおきている。
そこで、ロボットが内視鏡下の手術を支援し、だれでもどこでも熟練した外科医レベルの手術を受けられるようにしようというわけである。
アメリカのインチュイティブ・サージカル社が開発した「ダヴィンチ」は、外科医が操作台のハンドルを操作し、その動きがケーブルを通してダヴィンチの紺子に伝えられる。
このとき外科医の手の動きと紺子の動きの倍率を調節できる機能や、手の震えをのぞく機能があるので、人間ロボットが手術を支援する手術に革命をもたらしたといわれる内視鏡下手術。
しかし、外科医が手術器具を操るには、視野や動きに難点があった。
そこへ登場したのが、外科医の目や手となる手術支援ロボット(断ぺ−ジ)である。
住可視化された情報をチームで共有し、客観的で適切な意思決定と作業分担をおこない、さらにITを駆使した情報管理、シミュレーション、データベースによる治療過程の『可視化』によって、高品質で安定した医療を提供するものになるでしょう」I関助教授が第2、第3にあげたロボティクス、ITを活用した医療の質の向上という分野でも、新しい胎動ははじまっている。
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